製本ワークフロー
並製本の工程(頁物製本)
【無線・アジロ綴じ製本】
1.刷本の入荷
【写真】 当社業務課が予定表を元に入荷のチェックを行います。製造工程のスケジュールに関わる大切な作業です。
2.一部抜き
【写真】 刷本入荷時に全紙を抜き取って、作業に入る前に製造指示書と照らし合わせながら製本見本を作ります。この段階で刷本に異常が無いか発見します。印刷の誤りや断ち指定の確認や必要に応じて貼り込み工程へ手配を行います。
3.突き揃えと断ち切り(揃え機+断裁機)
【写真】 【写真】
揃え機
クワエ側と針側を突き揃え、断ち割りの前準備をします。
断裁機
原稿を確認しながら断裁サイズを入力し、断裁を行います。
4.折り作業(折り機)
【写真】 断ち割りした刷本を8ツ折り、4ツ折り等に加工します。
最後の折りの段階で「切り取りミシン」を入れて折ります。
それぞれ分けて折り、貼り込み作業や丁合い作業へ引き渡します。
5.貼り込み作業(貼り込み機)
【写真】 見返しや折込みの丁合い作業がし易くなるように、本文の巻頭、巻末、中間に貼り込みます。
6.丁合い作業(無線ライン丁合い機)
折り加工や貼り込み加工がされた折本を丁合い機にセットします。
デリバリ側から1折、2折と最終折りまで各鞍(クラ)に載せます。
最終折(ノンブルが一番大きい)側から順々に丁合いされ、一番上に1折(ノンブルが一番小さい)がのります。
【写真】 【写真】
7.バインダー(表紙くるみ)
【写真】 丁合いされた折り丁が、丁合い機と連動したバインダーに供給され、表紙をくるみます。
無線綴じ
折り丁の袋の部分をカットして、紙の繊維をほぐし、背糊(ホットメルト型接着剤)を入り易くします。さらにとじしろに1ミリ程度の深さに削り跡「ガリニング」を入れ、より強度を持たせます。
アジロ綴じ
折作業で付けられた「切り取りミシン」に背糊を染み込ませて、1枚1枚を接着します。
8.三方仕上げ断裁(三方断裁機)
【写真】 バインダーによって表紙がくるまれた本は、自動搬送ベルトコンベア−で運ばれ、その間に糊が冷やされます。そして自動三方断裁機に通され小口三方が断裁されて指示されたサイズに仕上げます。
9.カバー掛け(トライオート)
【写真】 仕上がった本に印刷カバー(腰帯)、スリップ(票札)をいれます。
全自動機器(トライオート)、または手作業で行います。
【中綴じ製本】上記の5番まで同じ
6.丁合い機(中綴じライン丁合機)
【写真】 折本を丁合い機にデリバリ側から1折、2折と鞍にセットしていきます。中綴じは、最終折からコンベアに開いた状態で運ばれ、最後に表紙まで重なって丁合いされ、針金で綴じます。
7.三方仕上げ断裁(三方断裁機)
【写真】 自動三方断裁機に運ばれて、小口三方を断裁して指示サイズに仕上げます。

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